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 ホンビノスガイ Mercenaria mercenaria (Linnaeus, 1758)
推定される原産地 北アメリカ大西洋岸
推定される移出地 大西洋東西岸、太平洋東岸
国内での初発見年 1998年
国内での初発見地 千葉市
推定される移入手段 不明
国内での分布 東京湾、大阪湾
被害状況 被害報告はない。
この種は東京湾では潮干狩りの対象となっており、食用として利用されるなど被害とは別の側面も持っているが、アサリや在来二枚貝へ与える影響については未知数とされる。
・同定のポイント
 
・生態
 潮間帯から水深15mくらいまでに分布し、砂泥質の底質を好みカキ礁の周辺に多く見られる。
 大きさは殻長8cm程度になる。
 また、貧酸素や低塩分に強い耐性を持ち、アサリが生息できなくなったような環境でも生存可能。
・文献
樋渡武彦・木幡邦男 2005. 東京湾に移入した外来大型二枚貝ホンビノスガイについて. 水環境学会誌, 28: 614-617.
岩崎敬二・木村妙子・木下今日子・山口寿之・西川輝昭・西栄二郎・山西良平・林育夫・大越健嗣・小菅丈治・鈴木孝男・逸見泰久・風呂田利夫・向井宏 2004. 日本における海産生物の人為的移入と分散: 日本ベントス学会自然環境保全委員会によるアンケート調査の結果から.日本ベントス学会誌, 59: 22-44.
大谷道夫 2004. 日本の海洋移入生物とその移入過程について. 日本ベントス学会誌, 59: 45-57.
日本の海産・汽水産外来種リスト

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