マンハッタンボヤ Molgula manhattensis (De Kay, 1843) |
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推定される原産地 |
北大西洋 |
推定される移出地 |
北西大西洋、メキシコ湾、東太平洋 |
国内での初発見年 |
1972年 |
国内での初発見地 |
広島県竹原市 |
推定される移入手段 |
船体付着 |
国内での分布 |
東京湾以西の内湾、低塩分域 |
被害状況 |
被害報告はない |
・同定のポイント
第二腸環の湾入が深い
生殖腺は左右に存在する
被嚢を取り除いた状態
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・生態
低塩分、高汚濁への強い耐性を持ち、河口域や港湾の潮下帯で人工構造物上に群生する。
繁殖期は春季から秋季で、短期間のうちに成熟に達し、約1年とされる寿命の間に繰り返し繁殖する。
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・文献
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岩崎敬二・木村妙子・木下今日子・山口寿之・西川輝昭・西栄二郎・山西良平・林育夫・大越健嗣・小菅丈治・鈴木孝男・逸見泰久・風呂田利夫・向井宏 2004. 日本における海産生物の人為的移入と分散: 日本ベントス学会自然環境保全委員会によるアンケート調査の結果から.日本ベントス学会誌, 59: 22-44. |
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西川輝昭 2002. マンハッタンボヤー塩分濃度低下や水質汚濁に強く、河口域や港湾で繁殖. In 外来種ハンドブック, 日本生態学会(編),
村上興正・鷲谷いづみ監修, 地人書館, 東京: 179. |
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大谷道夫 2004. 日本の海洋移入生物とその移入過程について. 日本ベントス学会誌, 59: 45-57. |
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