キタアメリカフジツボ Balanus glandula Darwin, 1854 |
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推定される原産地 |
東太平洋 |
推定される移出地 |
北東太平洋 |
国内での初発見年 |
2000年 |
国内での初発見地 |
岩手県大船渡市 |
推定される移入手段 |
船体付着 |
国内での分布 |
宮城県から北海道西部太平洋岸 |
被害状況 |
被害報告はない |
・同定のポイント
周殻内面の縦隔壁は櫛状になる
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楯板の中央部付近が半透明になる
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・生態
潮間帯の上部から下部に分布する潮間帯種とされる寒流系のフジツボで、内湾にも外洋にもみられる。
生息場所はムラサキイガイの殻上や人工構造物などである。
繁殖期は11月から翌年7月と長い。
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・文献
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岩崎敬二・木村妙子・木下今日子・山口寿之・西川輝昭・西栄二郎・山西良平・林育夫・大越健嗣・小菅丈治・鈴木孝男・逸見泰久・風呂田利夫・向井宏 2004. 日本における海産生物の人為的移入と分散: 日本ベントス学会自然環境保全委員会によるアンケート調査の結果から.日本ベントス学会誌, 59: 22-44. |
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加戸隆介 2006. キタアメリカフジツボ−北米からきて日本の潮間帯を席巻した新しい外来種−. In フジツボ類の最新学, 日本付着生物学会(編),
厚生社恒星閣, 東京: 80-92. |
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